夕景の工場屋根に敷設された琥珀色のフィルム型ペロブスカイト太陽電池と深緑の丘陵
Perovskite Solar Report

ペロブスカイト太陽電池が拓く
国産エネルギーの新章

次世代太陽電池の技術・市場・政策の「いま」を、ビジネス視点で体系的に報告する産業レポートサイトです。

29.7%
タンデム型の世界最高クラス変換効率(京都大学ほか)
31.66%
世界市場の年平均成長率予測(2026〜2035年)
3.9兆円
2040年の世界市場規模予測(富士経済)
10万kW+
政府施設への2040年導入目標(2026年6月策定)
About This Site

当サイトについて

ペロブスカイト太陽電池は、2009年に桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授らが発明した「日本発」の次世代太陽電池です。薄く、軽く、曲げられるフィルム型太陽電池として製造でき、主原料のヨウ素を国内で調達できることから、エネルギー安全保障を支える国産エネルギー技術として政府・産業界の期待を一身に集めています。2025年の積水ソーラーフィルム設立、2026年の政府導入目標策定と、業界はまさに研究開発から社会実装への転換点にあります。

当サイト「Perovskite Solar Report」は、ペロブスカイト太陽電池産業の現況を報告する情報サイトです。この業界への参入や協業、投資、調達を検討するビジネスユニットの皆さまに向けて、次世代太陽電池の技術的特徴、市場規模と成長予測、国内メーカーの量産化動向、建材一体型太陽電池(BIPV)の応用、耐久性という課題、政策支援と補助金、海外競合の動きまでを、8本のレポートと業界ブログで体系的に整理してお届けします。

営業や勧誘を目的としたサイトではありません。中立的な立場から、公表情報に基づく業界の現況把握にお役立ていただければ幸いです。

ペロブスカイト太陽電池産業はいま、世界市場が年平均30%超で成長すると予測される一方、耐久性や量産化の課題、中国勢との競争など、不確実性も抱えた黎明期にあります。だからこそ、技術・市場・政策を横断した全体像の把握が、的確な事業判断の前提となります。当サイトの8本のレポートは相互に関連しており、初めての方は技術概要から順にお読みいただくと、業界の構造を体系的に理解いただけます。

Industry News

業界最新ニュース

  • 2026年7月

    滋賀県、全国初の国産フィルム型ペロブスカイト太陽電池を県有施設に実装

    滋賀県は積水ソーラーフィルム社製のフィルム型ペロブスカイト太陽電池を八幡工業高校の体育館屋根に設置したと発表しました。耐荷重の制約で従来型パネルを設置できなかった建物への導入事例として全国の自治体から注目を集めており、今後は他の県有施設への展開や施工見学会も予定されています。

  • 2026年6月

    政府、公共インフラへのペロブスカイト太陽電池導入目標を設定

    政府は、政府施設において2035年までに5万〜7万kW、2040年までに10万kW以上のペロブスカイト太陽電池を導入する目標を定めました。国産エネルギーと産業競争力強化の中核技術と位置づけ、自衛隊施設での実証も開始するなど、国策として普及を後押しする姿勢を明確にしています。

  • 2025年

    東芝、大面積フィルム型モジュールで変換効率15.1%を達成

    東芝は703cm²の大面積フィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールでエネルギー変換効率15.1%を達成したと発表しました。「1ステップメニスカス塗布法」の採用により生産性と品質を両立させており、量産化に向けた大きな前進と評価されています。

  • 2025年1月

    積水化学、事業会社「積水ソーラーフィルム」を設立し約900億円を投資

    積水化学工業はペロブスカイト太陽電池の事業会社を設立し、旧シャープ堺工場に初期投資約900億円を投じて100MW規模の生産ラインを新設すると発表しました。経済産業省「GXサプライチェーン構築支援事業」にも採択され、2027年の稼働開始、2030年のGW級製造体制構築を目指します。

  • 2024年12月

    京都大学ら、タンデム型で世界最高クラスの変換効率29.7%を発表

    京都大学とオックスフォード大学の研究チームが、性質の異なるペロブスカイト層を重ねるタンデム型太陽電池で最大29.7%の変換効率を達成したと科学誌『ネイチャー』で発表しました。次世代太陽電池の性能向上ポテンシャルを示す重要な成果です。

Industry Reports

産業レポート

ピンセットで保持された琥珀色のペロブスカイト太陽電池セルの接写
REPORT 01

技術概要と特徴

結晶構造から発電の仕組み、シリコンとの比較、フィルム型・タンデム型まで技術の全体像を解説します。

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太陽電池市場の成長グラフを確認するビジネスミーティングの様子
REPORT 02

市場規模と予測

世界市場CAGR31.66%、2040年3.9兆円。国内外の市場規模データと成長ドライバーを整理します。

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ロールtoロール方式でフィルム型太陽電池を製造する国内工場の生産ライン
REPORT 03

国内メーカー動向

積水化学、パナソニック、東芝、エネコートテクノロジーズ。主要各社の戦略と量産化計画を追います。

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半透明の太陽電池窓を組み込んだ都市部のガラス張りオフィスビル外観
REPORT 04

建材一体型(BIPV)応用

壁面や窓を発電設備に変える建材一体型太陽電池。ZEBとの連携と都市の創エネ戦略を解説します。

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環境試験装置で太陽電池フィルムの劣化を検証する研究者
REPORT 05

耐久性と量産化の課題

寿命10年から20年へ。封止技術、鉛の扱い、大面積化と歩留まりなど実用化への課題を検証します。

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屋上に太陽光発電設備を備えた官公庁の庁舎と国旗
REPORT 06

政策支援と補助金

次世代型太陽電池戦略、GI基金、GXサプライチェーン支援。国策としての支援策を一覧化します。

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夕暮れの地平線まで広がる大規模太陽光発電所と軽量パネルの設置作業
REPORT 07

海外競合と中国勢

GW級量産を掲げる中国スタートアップ、欧米韓の開発競争。日本の勝ち筋を分析します。

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フィルム型太陽電池で覆われた曲面建築が立ち並ぶ朝焼けの未来都市
REPORT 08

将来展望

2027年の量産元年から2040年の3.9兆円市場へ。普及シナリオと産業の未来像を描きます。

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Blog

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レポート本編では扱いきれない業界の注目トピックを、独自の切り口で掘り下げています。ヨウ素資源の戦略的価値、宇宙・IoT応用など、最新記事を随時更新中です。

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