ペロブスカイト太陽電池が拓く
国産エネルギーの新章
次世代太陽電池の技術・市場・政策の「いま」を、ビジネス視点で体系的に報告する産業レポートサイトです。
当サイトについて
ペロブスカイト太陽電池は、2009年に桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授らが発明した「日本発」の次世代太陽電池です。薄く、軽く、曲げられるフィルム型太陽電池として製造でき、主原料のヨウ素を国内で調達できることから、エネルギー安全保障を支える国産エネルギー技術として政府・産業界の期待を一身に集めています。2025年の積水ソーラーフィルム設立、2026年の政府導入目標策定と、業界はまさに研究開発から社会実装への転換点にあります。
当サイト「Perovskite Solar Report」は、ペロブスカイト太陽電池産業の現況を報告する情報サイトです。この業界への参入や協業、投資、調達を検討するビジネスユニットの皆さまに向けて、次世代太陽電池の技術的特徴、市場規模と成長予測、国内メーカーの量産化動向、建材一体型太陽電池(BIPV)の応用、耐久性という課題、政策支援と補助金、海外競合の動きまでを、8本のレポートと業界ブログで体系的に整理してお届けします。
営業や勧誘を目的としたサイトではありません。中立的な立場から、公表情報に基づく業界の現況把握にお役立ていただければ幸いです。
ペロブスカイト太陽電池産業はいま、世界市場が年平均30%超で成長すると予測される一方、耐久性や量産化の課題、中国勢との競争など、不確実性も抱えた黎明期にあります。だからこそ、技術・市場・政策を横断した全体像の把握が、的確な事業判断の前提となります。当サイトの8本のレポートは相互に関連しており、初めての方は技術概要から順にお読みいただくと、業界の構造を体系的に理解いただけます。
業界最新ニュース
-
2026年7月
滋賀県、全国初の国産フィルム型ペロブスカイト太陽電池を県有施設に実装
滋賀県は積水ソーラーフィルム社製のフィルム型ペロブスカイト太陽電池を八幡工業高校の体育館屋根に設置したと発表しました。耐荷重の制約で従来型パネルを設置できなかった建物への導入事例として全国の自治体から注目を集めており、今後は他の県有施設への展開や施工見学会も予定されています。
-
2026年6月
政府、公共インフラへのペロブスカイト太陽電池導入目標を設定
政府は、政府施設において2035年までに5万〜7万kW、2040年までに10万kW以上のペロブスカイト太陽電池を導入する目標を定めました。国産エネルギーと産業競争力強化の中核技術と位置づけ、自衛隊施設での実証も開始するなど、国策として普及を後押しする姿勢を明確にしています。
-
2025年
東芝、大面積フィルム型モジュールで変換効率15.1%を達成
東芝は703cm²の大面積フィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールでエネルギー変換効率15.1%を達成したと発表しました。「1ステップメニスカス塗布法」の採用により生産性と品質を両立させており、量産化に向けた大きな前進と評価されています。
-
2025年1月
積水化学、事業会社「積水ソーラーフィルム」を設立し約900億円を投資
積水化学工業はペロブスカイト太陽電池の事業会社を設立し、旧シャープ堺工場に初期投資約900億円を投じて100MW規模の生産ラインを新設すると発表しました。経済産業省「GXサプライチェーン構築支援事業」にも採択され、2027年の稼働開始、2030年のGW級製造体制構築を目指します。
-
2024年12月
京都大学ら、タンデム型で世界最高クラスの変換効率29.7%を発表
京都大学とオックスフォード大学の研究チームが、性質の異なるペロブスカイト層を重ねるタンデム型太陽電池で最大29.7%の変換効率を達成したと科学誌『ネイチャー』で発表しました。次世代太陽電池の性能向上ポテンシャルを示す重要な成果です。
産業レポート
技術概要と特徴
結晶構造から発電の仕組み、シリコンとの比較、フィルム型・タンデム型まで技術の全体像を解説します。
レポートを読む →
市場規模と予測
世界市場CAGR31.66%、2040年3.9兆円。国内外の市場規模データと成長ドライバーを整理します。
レポートを読む →
国内メーカー動向
積水化学、パナソニック、東芝、エネコートテクノロジーズ。主要各社の戦略と量産化計画を追います。
レポートを読む →
建材一体型(BIPV)応用
壁面や窓を発電設備に変える建材一体型太陽電池。ZEBとの連携と都市の創エネ戦略を解説します。
レポートを読む →
耐久性と量産化の課題
寿命10年から20年へ。封止技術、鉛の扱い、大面積化と歩留まりなど実用化への課題を検証します。
レポートを読む →
政策支援と補助金
次世代型太陽電池戦略、GI基金、GXサプライチェーン支援。国策としての支援策を一覧化します。
レポートを読む →
海外競合と中国勢
GW級量産を掲げる中国スタートアップ、欧米韓の開発競争。日本の勝ち筋を分析します。
レポートを読む →
将来展望
2027年の量産元年から2040年の3.9兆円市場へ。普及シナリオと産業の未来像を描きます。
レポートを読む →